独身でも大丈夫?!永代供養を頼むのに資格などが必要になのか?

 このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る

お寺や納骨堂などに永代供養をお願いしたいと考えている場合、申込み資格などのようなものがあるかどうかを疑問に思っている人もいることでしょう。

 

故人のお墓などを管理・供養してくれる親族や家族がいる場合は申込みが可能で、独身者で親族が遠方にしかいないなどの場合は、申し込めないのでしょうか。

 

依頼する理由は人それぞれ

基本的に、どのような人でも申込みが可能です。

 

例えば、子どものいない世帯や、承継者がとだえることがわかっている家族など申し込む人はさまざまです。

 

また、独身でいる人もそうですが、遠方に先祖代々のお墓があるが、親族等に迷惑をかけたくないという理由で申し込む人もいるくらいです。

 

条件はある?

永代供養をお願いする時は、申込み条件のようなものはありますが、配偶者がある人はダメで、独身者はいいなんてことはありません。

 

費用や埋葬・管理・供養方法などさまざまな面で折り合いがつけば、大丈夫です。

 

しかし、ある種の申込み条件があります。

 

申込み条件はいくつかあり、その中でも一番大きなもの(ネックとなるもの)は、そのお寺の檀家になることです。

 

近年、核家族化や少子化、独身族が増えてきたせいもあり、檀家離れが起こっています。

 

そのため、お寺などでお願いする場合は、檀家になることが条件の中に盛り込まれていることがほとんどです。

 

事前に考えておきたいこと

永代供養を生前のうちから申し込んでおく人が多いです。

 

特に独身で身寄りがなかったり、親戚が遠方に住んでいるなどの人、夫婦であっても同じお墓に入りたくない人などが申し込みをしているのが現状です。

独身で永代供養を考える場合

独身の方の場合は、お骨をどこに収めるのかは家族の問題と絡み合ってきます。

 

ご自分がたとえ独身であっても、また夫婦子供がなくっても、甥っ子や姪っ子との関係が良好であるならば、時が来れば一緒の墓で良いとその子たちが言ってくるかも知れません。

 

全く自由なおひとり様であるならば、元気なうちに永代供養のことも検討しておきましょう。

 

今は若くてお元気でも、急に病に倒れるかも知れません。

そんな時に面倒を見てくれる兄弟や友人が近くにいるなら良いですが、その人たちもそれぞれの生活があります。

 

いつまでも居てくれる訳ではないです。

 

特に頼りにしているのが自身よりも年上の層ばかりだと、今後数十年でその関係は変わってしまうでしょう。

 

同年代の友人知人に、もしもを託せる人を見つけるのが大切です。

 

最近は永代供養を気にされる方同志でのサークルのような団体を作ったりもあるようです。

 

生活相談には『生涯独身の女性が両親の墓に入るのはダメだと親戚に言われた』との相談がありましたが、普段の人間関係がこと葬祭関連では表にでてくるものです。

 

古い例だと姑と一緒の墓には入りたくない等をお考えください。

 

若い時分には葬儀の事、死んだあとはどこに骨があろうが同じと思われる方も多いでしょう。

 

しかし、急に死亡確率の高い病を発症する場合だってあります。

死期を身近に感じた時に、考えが劇的に変わる事もあります。

 

その場合、心の拠り所に成り得る場所は持っておかれるのをお勧めします。

 

独身で永代供養を考えられる場合、ご自身の環境によって事例は様々です。

 

生涯嫁ぐ予定はない、一人っ子の娘さんなら家族が元気なうちに一家で入れる永代供養の墓所を探して置くのもいいでしょう。

 

今は葬儀の費用を出すのが難しいから、やその他の葬儀に関する事情があって「献体」の希望が多いと聞いたことがあります。

 

備えをしておかれる方が、逆に言うと多いとのことでしょう。

 

自分のもしも。いざ自身の環境が変化した場合にも拠り所があって安心できますので、備えをお勧めします。

 このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る

永代供養の総合情報

スポンサーリンク


同じカテゴリの記事

お墓の形態
永代供養のかたちも、年々新たなものに変わってきているようですね。バリエーションもいろいろな環境に合わせて増えているようです。家族のあり方の変化が大きいと思うので、それぞれのかたちに需要があるのでしょうね。
お参りはどうなる?
お墓参りは、なるべくまめに行いたいものですが、いろいろな事情で、できても年に数回、それも難しいという場合もあると思います。かくいう自分もなかなかお参りできていないのですが、できるときにやるということがいかに大切か、つくづく思います。
どんなトラブルがある?
以前よりかなり耳にするようになってきた永代供養の言葉。自分でも他人事ではなくなってきているのかなという気持ちでいます。いつ訪れるか分からないことですので、早めに検討しておいた方が良いのかもしれませんね。
永代使用とは
私の家は檀家としてお墓がお寺の墓地にあります。有り難いことに永代使用の管理料というのは特に支払うこともなくお寺の行事の際のお布施のみ納めています。また、お寺の本堂の改築のための費用などについては別途寄付という形である程度のまとまった金額を納めることもあります。
お布施は必要?
実家の父は次男なのでお墓がありませんでしたが、父が亡くなった時にお墓を建てました。ただ、そのお墓には父と母だけが入ることになります。実家が遠いこともあり、母亡き後は私と妹が出来る限り供養し、お布施は必要ないとのことなので、お墓の管理料と供養料の支払いが途絶えたところで合祀して貰いたいとの希望です。
どんな種類がある?
現代はお墓と言っても色々の種類があってどんなお墓がよいのか選ぶのに迷いますね。お骨を故人別に安置する「個別安置型」、または他の故人と一緒に安置する「集合安置型」。最近では墓石の代わりに桜やバラ、常緑樹を墓標とする「樹木葬型」と言うのもありますし、散骨を希望する方もいらしゃるようですね。
納骨堂の利用
先日テレビで最新の納骨堂を紹介していましたが、とてもモダンでホテルかと思うような雰囲気があり、その上機械化されていてビックリしました。何しろ参拝カードというのがあってそのカードをかざすと遺骨を納めた厨子が目の前に運ばれてきてお参りすることが出来るのだそうです。もちろん全館バリアフリーなので車椅子でも大丈夫です。
永代供養のメリットとデメリット
人は誰でもいつかは死を迎えます。日本では火葬してお骨をお墓に納めます。でもお墓のないお宅はどうしたらよいのでしょう。どういう形でお骨を納めるにしてもそれぞれメリットとデメリットがあります。心理的な面と物理的な面の両方から検討して折り合いがつくところを見つけ出すことになると思います。
格安は本当?
よく、お寺にお渡しするお布施の額について迷うことがありませんか?だいたい相場ってどのくらいなのか、お寺さんに聞いても「お気持ちで」と言われると困りますよね。また、お墓のことでは、いくら共同墓地とか集合安置とかでも格安と言われると何となく良い気持ちがしないのは私だけでしょうか?供養する気持ちをお金で換算するわけではありませんが、言葉で受ける印象は大事ではないでしょうか。
管理費はいくらくらい?
お寺でも、共同墓園でもお墓を建てた場合、通常は管理費が必要になります。しかし、菩提寺を持っていないとか、生涯独身で継承者がいない、または子供はいるけれど面倒をかけたくない等様々な理由でお墓を建てない方も、永代に渡って供養して貰う手だてはあります。お寺や施設によって違いはありますが、供養料と管理料など合わせて生前に支払ってお願いすることができるようです。