祭壇に安置する位牌はいつ、白から黒になるの?その意味とは
葬儀の祭壇では白かった位牌が、いつ間にか黒に変わっている。
一体、いつの間に?
・・・誰か親しい人の死に際してそんな疑問を抱いたことはありませんか。
祭壇に安置されている位牌は、どんなプロセスを経て黒になるのか。
意外と知らない位牌のあれこれをおさらいしておきましょう。
位牌といえば「黒」というイメージが強いかもしれません。
職人の“塗り”が施された外観は非常に美しく、一つの工芸品としても親しまれていますよね。
でも、葬儀の祭壇にもアレってありましたっけ?
私たちが「位牌」と言われてパッと思い浮かべるものは、いわゆる「本位牌」と言われるもの。
四十九日法要までに仏具店に発注し、「開眼供養」という儀式で故人の魂を入れるのが一般的です。
では、四十九日までは何を祭壇に置くのかというと、それが葬儀で見る白い位牌。
見たまま「白位牌」という名前で、葬儀屋さんが用意してくれます。
享年や戒名、生前の名前が記されているというのは本位牌と同じですが、あくまで「仮」の位牌なのでこれをそのまま使うことはできません。
白い位牌の出番は、さきほどもお伝えした通り四十九日まで。
なので、自宅の後飾り(葬儀後、自宅に弔問に来た人に焼香してもらうための祭壇)にも白位牌を安置することになります。
後飾りには一通りの仏具を置き、四十九日までは毎日絶やさず線香を焚いて故人の冥福を祈るというのが一般的なしきたりですよね。
祭壇はだいたい2段になっていて、上段の中心には故人の遺影、下段の中心に白い位牌が配置されるようになっています。
祭壇のクロスも白だし、飾る花も基本的には白。
どこもかしこも白・しろ・シロ・・・、それは風水的に見ると「悲しみに暮れる」という意味にも解釈できます。
しかし、そんな時間がいつまでも続くわけではありません。
死を受け入れられないのだとしても、残された者には亡くなった方の分まで「生きる」という使命があります。
四十九日は亡くなった方がアノ世に向けて旅立つ日だと言われていますが、実はそれって残された人々が再び前を向いて歩き始める日でもあるんですよね。
このタイミングで祭壇も撤去し、位牌は黒い本位牌に変わります。
悲しみに暮れていた時間に決別し、無理にでも前を向いて歩き始めなさいよ、という仏様からのメッセージのようにも受け取れますね。
この祭壇や白位牌はお寺でお焚き上げの供養をしてもらうことになります。
お寺に引き取ってもらって「あとはお願いします」でも良いのですが、私だったらお焚き上げの日には立ち会いたいですね。
空に立ち上がっていく煙を眺めることで、自分自身も浄化されたような、気持ちがリセットされるような感覚になるんじゃないかと思うのです。
そのような意味でも、四十九日というのは「故人のために」というより残された人々にとって特別な日なのかもしれません。
永代供養の総合情報
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