終活でやることってどんな事?本当の目的を見失わないために

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行りに乗っかって終活を始めてみようとしたものの・・・一体何から手をつければ良いのか?

 

やることがよくわからなくて先延ばしにしているという方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、そんなに難しく考える必要はありません。

 

まずは終活ノートを1冊用意し、これからやることを順番に確認していきましょう。

 

終活の基本は、自分の身の回りをスッキリさせること。

 

実はやることは風水とそんなに変わらないって知ってましたか?

 

まずはエンディングノートを作ってみよう!

終活でやることといえば、なんといってもエンディングノートの作成。

 

でも、具体的に何を書いていけば良いのかわからないですよね?

 

それなら、まずは1ページ目に今の気持ちを書いてみましょう。

 

なぜ終活する気になったのか、このノートを誰にあてて作っていくのか。

 

書いているうちに、頭の中が少しは整理されるはずです。

 

1日で作ろうと思ってもとうてい無理な話なので、毎日少しずつ、マイペースにやっていくのがエンディングノートを完成させるコツ!

 

具体的な中身としてはこんなことをまとめておくのが理想的です。

 

治療方法についての希望

イザという時、延命治療は望むのかどうか。

 

認知症になったらどんな介護を望むのか、正直な気持ちを記しておきましょう。

 

葬儀の形式について

自分が死んでしまった時、葬儀はどんな形式で行いたいのか。

 

お墓は買ってあるのかどうか、なければ骨をどうして欲しいのか。

 

樹木葬、海洋散骨、永代供養など希望があるようなら書いておきましょう。

 

また、死を知らせて欲しい友人の名前や連絡先も書いておくと親切ですね。

 

財産について

貯金や不動産、株など所有している財産について詳細を書いておきましょう。

 

どこの銀行にどのくらいの預貯金があるか、できればカードの暗証番号も書いておくと家族が助かりますね。

 

保険

どんな保険に加入していて、自分に万が一のことがあったらどのくらいおりてくるのかまとめておきましょう。

 

支払い関係

公共料金の引き落としやカードの支払など、お金に関する事務処理について。

 

毎月やること(入金など)をわかりやすくまとめておくと親切ですね。

 

遺品の処分について

価値のある物については、「これを売ったらお金になるかも」とアドバイスを書いておけば参考になりますね。

 

形見として譲りたい場合は、その旨も書いておきましょう。

 

遺族が困らないように、ガラクタは溜め込まずどんどん処分しておきたいですね。

 

ペットについて

ペットを飼っているなら、自分の死後に誰に引き取って欲しいのかも記しておきましょう。

 

遺言書を書いておこう

どうでしょうか?エンディングノートに最低限まとめておきたいことを整理してみると、自分でもよくわかっていないことが多かったりして。

 

保険のことや貯金のことなど、終活を通じて様々なことを整理できる、ブラッシュアップできるという効果もあるんですね。

 

しかし、このエンディングノートには法的な効力がありません。

 

ですから、財産分与などについて「こうして欲しい」という明確な意思が固まっているのであれば、やること②として「遺言書」を作成することが挙げられるでしょう。

 

遺言書にはいくつか種類があり、証人が必要な場合もあります。

 

最もカンタンに作成できるのは「自筆証書遺言」ですが、それでも家庭裁判所の検認が必要。

 

素人には判断が難しいことも多いので、遺言書を作成するのであればまずは専門家に相談しましょう。

 

終活ツアーや終活フェアでは弁護士による法律相談コーナーが設けられていたりしますので、そういった機会をうまく活用するといいですね。

 

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家族の役に立とう!

終活のためにやることというと、ここまで紹介した事務的な手続きがメインになりがち。

 

ですが、個人的にはもっと大切なことがあるんじゃないかな?って思います。

 

例えば、娘が困っているなら積極的に孫の面倒を見るとか。

 

奥さんが自由に出かけられるように、家事を分担するとか。

 

終活ツアーに行くお金があるなら、家族に豪華なディナーをごちそうするとか。

 

「残された家族に迷惑をかけたくないから」と終活にいそしむシニア層も多いようですが、そういう受け身な姿勢でいること自体がすでに迷惑なのかもしれませんよ。

 

普段から家族のためにやること精いっぱいやってくれる人だったら、家族は感謝と恩返しの気持ちで葬儀にもお金をかけるだろうし、ちょっとくらいガラクタが残っていても「お父さんらしいよね」って笑って処分してくれます。

 

終活がこれだけブームになるというのは、もしかしたら「家族から逃げたい」「迷惑だって思われたくないから自分から家族を避けたい」という気持ちの表れなのではないでしょうか。

 

ドキッとした方は、死を迎えるためではなく、これからも一緒に生きていくために家族にしてあげられることを考えてみてください。

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