葬儀と結婚式のマナーで例えば喪中はどうするの?
葬儀と結婚式、どちらを優先すべきとか喪中はどうすべきとか、様々な決まりがあるものです。
まあ面倒、そんな風に考えがちですが葬儀も結婚式も常識が試される場。
それだけに一般的な決まりは守るべきですし、頭には入れておくべきなのです。
友人の結婚式に出席する旨を伝えて、すっかりその気になっていたのに直前に身内が亡くなった。
何とも間が悪い、、、しかし、このようなことは起こりうるもの。
喪中には祝い事を控える風習がありますから、この場合の結婚式の出席はあきらめるべきでしょう。
喪中の期間は一般的に、両親の場合は13カ月、祖父母の場合は150日。
しかし、これでは長すぎるとの声があるのでしょうか?近年では49日の法要が終われば、喪が明けたと考えるケースも多いよう。
まあ、どうしても結婚式に出席したい間柄ならば「49日も済ませましたので」で出席。
少し気が進まない間柄ならば「1周忌も済んでおりませんので」で欠席、このように使い分けるのも一つの手。
ただ、こちらがいくら良くても結婚式に招待する側が縁起をかつぐケースはよくあるもの。
葬儀を終えてから間もない、喪中である旨を相手に伝えた上でも、出席してほしいといわれた。
喪中でも結婚式に出席してもよいのは、こんなケースとなるのです。
次に結婚式の予定の日に葬儀が入った、こんな場合の優先順位の付け方です。
まずは、近しい関係を優先する。
親族の結婚式と近所の方の葬儀、これは結婚式を優先させるケースです。
次に、親族の結婚式と葬儀が同じ日に入った。
この場合は、葬儀を優先する。
葬儀は亡くなった方とお別れをする儀式、この機会を逃すと二度とお目にかかることはできません。
一方で結婚式を挙げた二人となら、今後何度でも顔を合わせるチャンスはあるはず。
ですから葬儀を優先させるべきでしょう。
ただ、直前に結婚式を欠席されるのは、結婚式を挙げる側にとっては大きなダメージ。
なぜなら、料理や引き出物などキャンセルできなかったりするからです。
そんなところを踏まえて、お祝儀は予定していた額を包むべきですし、現金書留で送付するのが一般的。
後日、お祝儀を直接手渡すことができればベストでしょう。
礼服とネクタイは2種類は常に用意しておく、これは大きな会社の社長さんの常識だそう。
ネクタイを変えるだけで、結婚式にも葬式にも対応できるのが礼服のいいところですね。
このことからもわかる通り葬儀の後に結婚式に出席したり、また逆になったりというのは失礼には当たりません。
葬儀の後に結婚式に出席するのは縁起が良くないのではないか?
そんな風に考える人もいるかもしれませんが、葬儀=ケガレという考え自体は古いもの。
近年では「清めの塩」を廃止している斎場も多いのです。
ですから、葬儀と結婚式、同日におこなわれるならば両方に参加する。
これ自体は全く問題ないと考えればよいでしょう。
永代供養の総合情報
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