熟年離婚で妻の年金はどうなる?真に自分らしい老後を生きるために。

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夫のモラハラ、DV、価値観の違い、義理の両親との不和・・・などなど、我慢してきたものが積もり積もって熟年離婚を本気で考えることもあるでしょう。

 

しかし、経済的なことが理由で思いとどまる妻も多いようです。

 

仮に熟年離婚したら、妻の立場にある自分はどれだけの年金をもらうことができるのか。

 

試しに、年金の受給額を試算してみましょう。

 

育児や介護などがキッカケで離職し、そのままずっと専業主婦をしてきた。

 

このような場合は、「熟年離婚したら自分のお金だけでやっていかなければいけないし、とても自立できない」と、お金のことをまずは心配してしまうかもしれません。

 

年金には種類がある

漠然と不安に思っているだけでは前向きな行動は起こせませんので、まずは年金制度について知識を蓄えていきましょう。

 

年金にはいくつかの種類があり、妻が受け取れる年金は以下の通りです。

 

老齢年金

いわゆる「年金」で、厚生年金と国民年金があります。

 

原則的には65歳から受け取ることができます。

 

障碍者年金

一定の障害のある状態に陥った場合にもらえる年金です。

 

受給するためには障害の認定を受ける必要があります。

 

遺族年金

年金の受給資格期間が25年以上ある加入者が亡くなった場合に、その扶養家族が受け取ることができる年金です。

 

寡婦年金

10年以上、年金の保険料を納めてきた夫が亡くなった場合、婚姻関係が継続して10年以上ある妻が受け取ることができる年金です。

 

いわゆる「年金」はどれだけもらえるの?

例えば、以下のような条件を満たす妻が熟年離婚する場合、年金はどのくらいもらえるのでしょうか。

 

  • 健康で、障害はない
  • 夫も健在である
  • 結婚してからは専業主婦として生きてきた

 

このような場合は、まず障害年金の受け取り対象にならないことはわかりますよね。

 

遺族年金、寡婦年金もナシ。

 

となれば、もらえるのは老齢年金だけです。

 

その内訳は、

 

  1. 老齢基礎年金
  2. (結婚前に厚生年金に加入していた場合)自分が保険料を支払っていた厚生年金
  3. 結婚後に(婚姻関係にあった期間中に)、夫がかけてきた厚生年金の半分

 

③はいわば「内助の功」を認めるような内容のシステムで、「妻は夫の会社員生活を支えてきた。だから、夫の年金の半分は妻にも受け取る権利がある」というものです。

 

具体的な金額を試算できるシミュレーションサイトなどもありますので、実際に計算してみると離婚後の生活をよりリアルに思い描くことができるでしょう。

 

熟年離婚後の妻は年金だけで暮らしていけるのか?

上記の他にも、老後の暮らしを少しでもラクにするためにと個人年金保険に加入している方も多いようです。

 

というのも、公的な年金だけで食べていくのは極めて難しいから。

 

20歳から60歳までの40年間、全く休止期間なく年金保険料を納めていたとしても、65歳から受け取れる老齢基礎年の金額は年間約78万円。

 

ひと月当たり6万円ちょっとですから、決して潤沢とは言えない金額です。

 

しかもこれは満額ですから、他にもっともらえていない人もいるはずです。

 

夫の厚生年金分を分割できるとは言っても、妻が受け取れる金額は月に換算すると数万円程度なので、熟年離婚後の生活は想像以上に厳しいものとなるでしょう。

 

しかし、今は「得意なことを武器にして収入に変える」ということがかつてに比べれば比較的カンタンにできるようになった時代です。

 

シニアだからこそ、SNSなど若い人が利用するツールを活用しつつ「継続的にお金を作るテクニック」を習得することをオススメします。

 

【まとめ】妻が年金だけで暮らしていくのは現実的にキビしい

50代、60代で職を得ることが難しい年齢になってからの熟年離婚は、妻にとっては金銭的に厳しいものとなるでしょう。

 

まずは年金の基本制度について確認し、自分がこの後どのくらいのお金を得ることができるのかを知っておくべきです。

 

最低限、心得ておくべきは以下の3つ。

 

  • 年金には種類がある
  • 離婚した場合でも、厚生年金は夫婦で分割することができる
  • しかし、年金だけで生活するのおそらく困難

 

このように「年金」という観点から見れば、熟年離婚はあまり賢い選択ではないかもしれません。

 

しかし、気力と体力があるのであれば、50代や60代はまだまだ新しいことに挑戦できる年齢。

 

自分自身を試す最後のチャンスかもしれませんので、本気で人生をあきらめたくないのであれば真に「自分らしく」、自立の道を探りましょう。

 

いくつになっても、人生は他の誰のものでもなくあなたのものなのですから。

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