女性の熟年離婚はお金があれば大丈夫?その後を分ける3つの要素

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モラハラ夫から解放されて、残りの人生は自分らしく生きたい!

 

・・・そんな夢を描いて熟年離婚に踏み切る女性も多いですが、その後の人生は実際のところどうなるのでしょうか。

 

ここでは、成功している方と後悔している方の2パターンの「その後」に注目。

 

熟年離婚で女性が幸せになるには何が必要なのでしょうか。

 

熟年離婚は、想像しているよりも甘くない。

 

・・・そんな話をよく耳にしますが、一方で「離婚して良かった」と満足している女性たちもいるんです。

 

彼女たちの共通点とは?

 

熟年離婚で幸せに!女性の成功事例

夫が定年退職を迎えた後に離婚したAさんは、その後の生活を謳歌している一人。

 

子供は既に独立していますし両親もすでに亡くなっているため、基本的には自分の生活だけ考えていれば良いというわけです。

 

元夫はそれなりの役職に就いていたため給与も高く退職金も高額で、1,000万円を超える財産分与を受けることができました。

 

厚生年金の分割制度もありますし、親からの遺産相続もあったので経済的には恵まれた条件での離婚。

 

パートなどでいくらかでも収入があるに越したことはありませんが、贅沢をせずつつましく暮らしていけばその後の人生をどうにかやりくりしていけそうな経済状況です。

 

同じく、「独身謳歌組」のBさんは、離婚を見据えてフルタイム並みのパート勤務でお金を貯めてきました.

 

「離婚したら食べていけないかも」という危機感を持って暮らしてきたので、イザ一人になったとしても「稼ぐ力」が身に着いているので不安はなかったそうです。

 

そして、両者に共通していたのは「子供が熟年離婚に賛成していた」「子供が背中を押してくれた」ということですね。

 

逆に後悔しているのはこんな人

一方、熟年離婚して後悔しているCさんは、娘たちの反対を押し切って離婚しました。

 

理由は、「もう一度、自分らしい人生を歩むため」。

 

ちょっとした「青い鳥症候群」のようなところがあり、離婚後の「その後」の生活をあまり具体的にシミュレーションすることなく離婚してしまったのです。

 

夫には落ち度がなかったため慰謝料も受け取れず。

 

定年退職前だったので退職金を分割してもらうこともできず、また、ずっと専業主婦をしていたため自分で稼ぐ力も貯金もないまま離婚してしまったのです。

 

ついでに言うと、両親も健在で遺産の受取もなし。

 

それどころか、ちょっと認知症のような症状も出始めていて誰かがお世話をしなければいけない状況です。

 

当然、その後の生活は困窮しました。

 

自分一人が暮らしていくにも精いっぱいな上に親の介護問題もあり、働く余裕などとてもありません。

 

実家(親の持ち家)に戻れたため家賃がかからなかったのは不幸中の幸いでしたが、兄弟たちには「実家に戻ったなら親の面倒はあなたが看て当然」と言われ、ぐうの音も出ませんでした。

 

子供達には「自業自得だよね」とでも言わんばかりにそっぽを向かれてしまいましたし、漠然と思い描いていた「自分らしい人生」も再婚の夢も泡となって消えました。

 

危機感の有無が「その後」を分ける

このように、女性の場合は経済力の有無が熟年離婚後の「その後」を左右するようです。

 

離婚したら、経済的にどうなるだろう?

 

50代、60代の女性が一人でやっていくには月々いくら必要だろう。

 

老いた親はこれからどうなっていくんだろう。

 

・・・そういったことを具体的に考えず、シミュレーションもせずにいると危機感は生まれません。

 

その危機感がないまま過ごしてきた女性が、「読み」の甘い状態で熟年離婚すれば、後悔するのは目に見えていますよね。

 

また、子供が熟年離婚を理解してくれるかどうか、応援してくれるかどうかも重要です。

 

夫婦にとって、子供は二人の関係を客観的に、冷静に見てくれる第三者。

 

その立場から見て「別れた方が良い(幸せになれる)」と思えるのか、はたまた「別れるべきではない」と見えるのか。

 

子供の意見にはしっかり耳を傾けた方が良いでしょう。

 

【まとめ】その離婚はなんのため?目的を明確にさせよう

女性の場合は、たとえ経済的に苦しい状況になったとしても「離婚して良かった」と満足している方が多いのも特徴です。

 

それは、自分が思い描いた新しい人生を実現できているから。

 

幸せな熟年離婚をするために女性が特に意識しておきたいことをまとめます。

 

  • 必要なお金を細かく、具体的に試算しておく
  • 子供・応援に賛成してもらえるのが理想的
  • 自分がその離婚に何を求めるのかを明確にしておくこと

 

大切なのは、「その後」の生活をどこまで具体的に描けるか?その理想にどこまで近づけるかということなのかもしれませんね。

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